ビフォアサンセットを観て

ビフォアサンセットを観て

学生時代、レンタルビデオショップで働いていたのに、

この映画は見たことがなかった。

何かにつけて、恋愛ものの映画特集ではよく見かけた

ジャケットだったけれど、その時は見ようと思わなかったのだ。

アマゾンプライムという便利なサービスに出会い、

いろいろと映画を見返すようになって、今回初めて観ることになった。


この映画を今まで見ていなかったのは、

少し損をした気分だと思うくらい、面白い映画だった。

斬新だった。


アメリカ人の男性とフランス人の女性が主人公。

かつて二人は出会い、1日だけの恋人になった。

1日だけだったけれど、二人にとってそれは運命的な1日だった。

最後にまた会う約束をして二人は別れる。

その約束を男性の方は守り、約束の日時に約束の場所へ行くのだけど、

女性はいなかった。そこから何年もの月日が流れてしまった後のお話。

かつて運命的な出会いをした当初、何者でもなかった男性は、

今や一人の有名な作家となっていた。

二人の運命を描いた作品で有名になり、サイン会で世界を回っている最中。

その本の主人公の女性の本拠地であるパリでのサイン会に、

彼女が現れるシーンから物語は始まる。


二人が再会し、とにかく街を歩きながら、ひたすら会話をしていく映画なのだけど、

サンセットまでの時間の流れや、会話や、自然な映像の移り変わりが

とても印象に残る。なんていうかオシャレな映画だ。

出てくる人、物や、音楽や場所がどれも魅力的だ。

カップルが二人でただ喋っているだけなのに、とても雰囲気が良い映像になる。


この映画を見ていると、自分も日常で恋人とあるいは奥さんといるときは

できる限り会話を楽しんだ方が、カップルとしては

とても自然で魅力的な雰囲気になるのだと感じる。

他の作品も見ていきたいと思った。

healthY SKEtch

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